ふくしま支援のご報告

14年間にわたる当店に設置の東日本大震災募金箱へのご支援、本当にありがとうございます。
2025年、3月11日、いわき市久之浜で日の出に祈りを捧げてまいりました。

 

  • 令和5年・3月19日、福島県いわき市久之浜・(旧)浜風商店街・事務局からすや食堂に17418円現地にてお渡ししました
  • 令和4年・8月15日、福島県いわき市久之浜・(旧)浜風商店街・事務局からすや食堂に36920円現地にてお渡ししました
  • 令和3年・3月9日、福島県いわき市久之浜・(旧)浜風商店街・事務局からすや食堂に38415円現地にてお渡ししました。
  • 令和元年・5月28日、福島県いわき市久之浜・(旧)浜風商店街・事務局からすや食堂に31921円現地にてお渡ししました。
  • H30・3月27日、福島県いわき市久之浜・(旧)浜風商店街・事務局からすや食堂に23878円現地にてお渡ししました。
  • H28・11月22日、福島県いわき市久之浜・浜風商店街に27415円現地にてお渡ししました。
  • H28・3月1日、福島県いわき市久之浜・浜風商店街に36153円現地にてお渡ししました。
  • H27・8月19日、福島県いわき市久之浜・浜風商店街に30493円現地にてお渡ししました。
  • H27・3月30日、福島県いわき市久之浜・浜風商店街に35149円現地にてお渡ししました。
  • H26・12月2日、福島県いわき市久之浜・浜風商店街に45269円現地にてお渡ししました。
  • H26・1月14日、福島県災害対策本部へ77185円送金しました。
  • H24・10月23日、福島県災害対策本部へ55415円送金しました。
  • H24・1月5日、福島県災害対策本部へ48708円送金しました。
  • H23・8月11日、福島県災害対策本部へ40285円送金しました。
  • H23・4月12日、東日本大震災義援金として町田市災害対策本部へ43857円送金しました。
    現在も続く福島の原発事故が抱える問題は山積しております。


    ① 処理水の海洋放出問題

    この問題の本質は、放出が始まったこと自体ではなく、汚染水が現在も毎日発生し続けていることです。いくら浄化して放出したとしても、廃炉が完了しない限り、汚染水の発生は止まりません。この「終わりが見えないプロセス」こそが、処理水問題の根幹であり、長期間にわたる監視と管理を必要とする大きな課題です。

    ② 除染土の問題

    除染によって生じた1400万立方メートルもの膨大な量の土壌が、福島県内の中間貯蔵施設に保管されています。国は「2045年までに県外で最終処分」と約束していますが、最終処分地の行き先は一切決まっていません。これは、地域の理解を得ることが極めて困難な、政治的・社会的な課題であり、約束が履行されないまま放置される可能性をはらんでいます。

    ③ 野菜などの農作物の基準値超過問題

    多くの農作物は安全性が確認されていますが、一部の野生の山菜やキノコ、野生鳥獣からは、今も国の基準値を超える放射性物質が検出される事例が報告されています。これは、消費者や生産者の不安を完全に払拭することができていない現実を物語っており、食の安全と風評被害の問題が依然として残っていることを示しています。

    ④ 燃料デブリの取り出しの見通しがたたないこと

    溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)は880トン。取り出し作業は2037年から、廃炉作業こそ最も重要なステップです。しかし、炉内の高線量環境、デブリの不均一な性状、そして未確立の技術のため、どのように取り出すかという具体的な見通しは今後のドローン調査によって検討していきます。これは、廃炉作業全体のタイムラインを大きく左右する、最も根本的な問題であり、数十年、または100年を超える時間を要すると見られています。

    福島の再生、復興はこうした問題の解決が見え、住民の方の不安が払しょくされ、無事に”ふるさと”に帰還できてこそと考えております。こうした問題を皆様が忘れることなく、日本全体の課題であることを認識していただけることを切に願います。

    福島の現状課題をあらためて検証

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