2023年・頭皮トラブルについて

サロンワークにて

とにかく今年の春からの頭皮トラブルに悩まされているお客様多いです。
いくつかの要因考えらえます。
ざっと
3年に及ぶのがんじがらめなコロナ対策、
そこからの生活習慣変化によるホルモンバランスの乱れ。
感染対策で美容室に行けず、手軽に自分でできるホームトリートメントカラーなどでの処理。
花粉飛沫量が例年の10倍、異次元の黄砂飛沫による肌のアレルギー反応。
その対策による薬の服用による免疫副反応。
そして、コロナワクチンによる免疫副反応。
などなど、要素は数え上げれば終わりません。。。

まず頭皮トラブルについてざっくりまとめます。
そして、現場の経験値による対処方法を解説します。
接触皮膚炎(アレルギー系)
シャンプー、ヘアケアアイテムなど頭皮に直接接触した物質に対して、その反応として起こる皮膚炎。アレルギー反応によるもの、皮膚に対する刺激によるものがあります。
対処方法=メーカーのセールストークを疑い、使用中の商品を見直してください。
基本的に化粧品登記で効果、効能をうたう製品は皮膚リスクがることを認識してください。

毛包炎・頭皮ニキビ(細菌の炎症系)
シャンプーの摩擦、ブラッシング、乾燥からくるかゆみでかいてしまうなど、頭皮の小さな傷から細菌が入り込んでおこる炎症。
対処方法=摩擦はせず、頭皮にやさしい指圧に変えてください。(シャンプーも)
小さな傷には軟膏薬などを綿棒で塗布してください、ステロイド剤は使用しないでください。
ステロイド=副腎皮質ホルモン
(体外の異物に対し、体を守ろうと抗体免疫が活動します、その際の過剰な反応で自身への攻撃を抑制するもの。)
皮脂欠乏性皮膚炎
冬場の乾燥、過度のシャンプーでの洗浄、頻度が多いパーマ、カラーからおこる頭皮のバリア機能低下、また加齢からくる油分バランスの乱れにより皮膜によるバリア機能が低下し、摩擦炎症を起こします。
アトピー性皮膚炎は汗から酸化した雑菌がバリア機能のない頭皮に繁殖することで体の機能が発疹をひき起こしていると言われています。
対処方法=頭皮の保湿、お顔の化粧水もOK。
紅斑、ぶつぶつの丘疹には綿棒でステロイド剤を塗布してください。
テロイド=副腎皮質ホルモン
(体外の異物に対し、体を守ろうと抗体免疫が活動します、その際の過剰な反応で自身への攻撃を抑制するもの。)

脂漏性湿疹
頭皮の皮脂分泌がもともと多い、また加齢によってホルモンバランスが乱れ過剰に分泌される皮脂によってマラセチアなどの皮膚の常在菌が遊離脂肪酸に分解され、皮膚に刺激を与えます。 このマラセチアというカビが繁殖することから炎症を起こしていると考えられています。
対処方法=アゾール系抗菌薬配合シャンプーで真菌細胞膜を阻害していく。
ホルモンバランスを整えるストレスフリーの生活習慣とビタミンBの摂取。
カビ菌の好む頭皮環境をつくらない(保湿や軟膏はつけないでください。)

まず、ご自身の頭皮状態を把握することから始めてください。
間違えた対処方法によってそれらのトラブルが長引いているパターンが多く見受けられます。
頭皮トラブルが長引いている方は医師からの処方によって続けている対処方法ももう一度見直してください。
頭皮の状態をご自分で見ることができません、しっかりと頭皮を診て、触診してくださる信頼ある医師への相談をお勧めいたします。

以上
サロンの現場において、頭皮トラブルに悩まされているお客様との施術で触れさせていただき、日頃からの生活スタイルを把握している美容師目線からのアドバイスでした。

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